今からココから子どもから

一教師の日常をこそっと語りたく・・・

2013-01-01から1年間の記事一覧

チームスポーツの「目標」は勝利することだが、「目的」は人格形成をすること

チームスポーツの「目的」は勝利を目指すこと!? 中学生が部活でチームスポーツをやる一番の目的を考えてみる。 わたしたちはサッカー部の顧問をしているが、教師である。当たり前だが、プロのスポーツ指導者ではない。 顧問、監督、先生、コーチいろんな呼…

じつは小学5年生には自分の将来がすでに決まっています

宇宙教育の父の講演を聞きました 宇宙探査機「はやぶさ」が、小惑星イトカワから帰還。 世界初の快挙として日本中がわきました。 今でもあのときのことを思うと、じわっときますよね。 そんな初代のJAXA宇宙教育センター長、宇宙教育の礎を築いた、的川泰宣…

「昨日のお礼」ができるようになれば一人前

S:「先生、昨日はありがとうございましたっ!」 後ろから突然、生徒に声をかけられてこちらはビックリ。 T:「どうした?!いったい。」 S:「いえ、先生も忙しいのに話を聞いていただいてありがとうございました。おかげで気持がスッキリしました。」 彼…

コーチングも大事ですが、ティーチングの大切さを忘れていませんか

生徒のヤル気がまるで感じられない ジメジメした天候のせいなのか、はたまた部活による疲れがあるからなのか、ここ数日、なんとなく授業中の生徒の様子に元気がありません。上級生になるほどその傾向が感じられます。 もともと勉強が好きという子は稀で、多…

数値化された「学力」には表れない成果が、体験学習には表れる

学力検査の数値の面ではトホホです。でも・・・ 中1の生徒たちと高原に宿泊体験学習に行ってきました。 入学して一月ちょっとしか経っていない生徒たちが、日常を離れ、共同生活や体験学習をすることを通して、クラスや学年の交流を深め、これからの学校生活を…

就きたくて就いた仕事でも、長く続けているとブレがでる

先生になりたいと思ったことありますか? わたしはなりたくてこの仕事に就きました。だから幸せな人間だと思っています。 しかし、長く続けているとどうしても、「迷い」や「ブレ」が出てきます。 好きで始めた仕事なのにどうしてなんでしょうね。 最近、異…

面と向かってストレートに伝えなければ、子どもの心には響かない

話を聞くときは、ちゃんと相手の目をみなさい この子は何がしたいのかなぁ、とか、どうしてこんなにヤル気が見えないんだろうなぁ、と感じる子どもがたくさんいます。 こちらからのかかわりに対するリアクションが乏しく、何を考えているのかよくわからない…

「やればできる」と100回言っても子どもはできるようにはなりません

「やればできる」のか 「キミはやればできるのにもったいないなぁ」 ものごとをなかなか行動に移せない子どもに対して、励ます気持ちを込めて、我々、教師がよく口にする言葉です。 とくに学習面でつまづきがある子どもにはついつい言ってしまうものです。 …

何度言っても子どもが変わらないと感じるときは、「第3の方法」で接してみましょう

こんなに言っているのにどうしてできるようにならないの? 親をいちばん悩ませるのは、何度言っても子でもが変わらないと感じるとき。 みなさんはどうしてますか?3択です。 (1) あきらめずに繰り返し言う (2) あきらめてもう言わない (3) 他の方…

「片付けなさい」と言われ続けると「あとでやるから」に変換される

「片付けなさい」 「あとでやるから」 そう言っては、子どもはすぐに後回し。 困りますよね。ホント。 とくに、モノを片付けないのは。 イラッとしてつい、キィーってなりますよね。 きっと今日も、今この瞬間にも世のお母さんたちがどこかで怒っています。 …

教師を続けていると若くいられる

若い教師があこがれる教師 あこがれの先生 自分にはないものをもつ人や自分の感性がビビっときた人に出会ったとき 人はあこがれを持ちます。 人に対してあこがれをもつと、その人のあこがれているモノにまであこがれをもつようになるのは本当に不思議です。 …

子どものやる気とモチベーション

T1:「今日の授業は楽しかったなぁ。子どもたちも集中してたし・・・」 T2:「やっぱり子どものモチベーションが高いと違うよね!」 モチベーション? モチベーションとは、意欲の源(みなもと)になる「動機」のことです。 「やる気」のことであれば「やる気…

むしろ過保護の方がいいんです

結論から言います。過保護でいいんです。 過保護が子どもをダメにする。 本当でしょうか? 衣食住を満たしてやることが保護者のつとめです。それらをすることがつまり保護です。 これが過剰になるというのはどういうことでしょう。 余分にモノを与えるという…

もういい年なんだから

年長者がお酌に、若者は座りっぱなし・・・ 何かにつけてよく飲み会があるこの業界。 新任職員を迎えての出発の会。PTA、同学年、同教科、教育会、同好会、行事の打ち上げ、学期納め、留別会・・・。 うーん、枚挙に暇がない。 まあ、飲み会というのは素が見…

がんばって損しちゃったよ

見返りがなければ自分の努力は無駄になる? S:「ちぇっ、がんばって損した。」 T:「損した?」 S:「だって、こんなに頑張ったのに何ももらえないなんて意味ないじゃん。」 T:「えっ、自分のために頑張ったんだろ、君は。」 今度のテストで○○点取ったら、…

やはり部活に入るべきです!

大事なことはすべて部活で教える 1年生が入学し、半月が過ぎようとしています。新入生の仮入部が始まっています。 どこに入ろう、あの子はどこに入るんだろう、自分に本当にできるだろうか、入部前からドキドキしますよね。 部活の思い出・・・ はじめての…

ねぇ、また今度っていつ?

「時間がないから、あとでね」 「また今度にしようね」 何度この言葉を口にしたことだろう。そう言って、子どもとの約束を今までにいったいいくつ後回しにしてきたことだろう。 子どもは、 「今度っていつ?」 とストレートに尋ねてくる。自分の願いがいつか…

いいえ、それは反抗期ではありません

「先生、この子はわたしがいくらやりなさいって言ってもぜんぜん言うことを聞かないんです。反抗期でしょうか?」 個人差はあるとは思いますが、誰もが一度くらいは経験(?)するはずの「反抗期」。なのに親になると、とたんに子どもの心理がわからなくなっ…

うちの子、ぜんぜん勉強しないんです。先生どうしたらいいんでしょう?

「先生、うちの子はどうやったら勉強ができるようになるんでしょう?いくら言ってもぜんぜん勉強しないんです、この子は・・・」 この質問を、今までにいったい何回、いや何十回(何百?)されたことでしょう。 今日もまた一人のお母さんから同じことを尋ね…

いってらっしゃい3年生。さあ、修学旅行へ

みなさんの中学校生活のいちばんの思い出はなんですか? やっぱり修学旅行ですよね。違う人はもちろんいると思いますが、今回は修学旅行のお話です。 最近は、海外に行ったりする学校もあるようですが、わたしの住む長野では、奈良京都にいくのがポピュラー…

話を聞かない?! 子どもたち

T:「こんなこともできないのっ」 S:「・・・・・」 T:「理由を言いなさい、理由を」 S:「昨日は部活が・・・」 T:「やりなさいって言ったでしょ」 S:「よく聞いてなくて・・・」 あちゃー、また怒ってるよ。今週2度目だよもう、まったく・・・…

万能ナイフではなく刺身包丁になろう-いい先生の条件-

いい先生に教わりたい 「いい先生と出会いたい。いい先生に教わりたい」 春はそんな子どもたちや保護者の期待を一身に感じる季節ですね。 学校にはいろんな教師がいます。 いい先生っていったいどんな先生なのでしょう。 大切なことはプロフェッショナルであ…

成果を求めることの大切さ - 教師だって組織の一員 -

学校は組織である 意識している人は少ないと思いますが、教師は組織の一員です。子どもの前に立つということは、一個人として確立していなければならないと同時に、学校という組織の中でそれぞれの役割を果たさなければいけません。そうでなければ教育効果を…

入学式の裏側で・・・

入学式の運営は意外と大変?! 入学式というのは、その学齢に達した子どもをもつ家庭にとって重要な儀式となっていますよね。わたしたち教師にとっても大切な出会いの場です。卒業式から二十日前後でまたすぐに次の出会いがあるというのも学校ならではですね…

始まりました?新生活。

はじめして。「ひらてぃ」です。教師です。 このネームは子どもたちがくれました。わりと気に入っています。 学校は、「入学式に始まり、卒業式に終わる」 当たり前のことですが、この二つの出会いと別れの儀式を迎えるまでには、さまざまなドラマがあります…