今からココから子どもから

一教師の日常をこそっと語りたく・・・

教師としてのあり方

素人状態のときが、一番頑張れる

夏休みに入って、少し心に余裕が出てきた頃でしょうか? 1学期お疲れ様でした。本当に忙しい毎日でしたね。 どんな仕事にも繁忙期というのはあるのでしょうけれど、学期末というのは何年キャリアを積んだとしても、やはりなかなかのハードワークですね。 若…

誠とは、言ったことを成すこと

熱意と車の両輪をなすもの、それが誠意である。 人間、情熱だけで突っ走っても、それなりに上手くいくものである。 しかしそれはあくまでも一時期である。 人間としての誠実さを欠くと、必ずどこかで崩れる。 歪んだ結果しか手にできない人生になってしまう…

知ったふりは愚かさの証明

知ったふりは愚かさの証明で、知らないふりは賢さの証明だ。少ない言葉に深い意味を込め、後は無知を装うくらいが良い。喉が渇く前に飲まないように、聞く耳を持たぬ相手に語らず、無駄な論争を避けるためにも、対話の相手は選んだ方が良い。 なんとなく相手…

非常識なことをするためには、 まず常識を知らなきゃいけないんだよ

非常識なことをするためには、まず常識を知らなきゃいけないんだよ。お笑いみたいなものでも、常識を知らないと本当のツボというものがわからない。常識は基本線で、お笑いはその常識をひっくり返すところで、コントとして成り立っている。だから笑えるワケ…

教師の仕事は決してなくなりはしない

現場の教師は、“熱”をそのまま子どもに伝えられることが大事です。 熱量を子どもに直接届けられる人にとっては、知識そのものの量はさほど重要ではないのかもしれません。たとえ知識が豊富にあっても、子どもに伝えられなければ意味がないからです。 いくら…

変わらないものばかり求めると古くなってしまう

変わらないものばかり求めると古くなってしまう。 変わっていくものを取り入れながら変わらないものも大切にしていく。 自分が変われないことの言い訳に、「不易流行」を持ち出すような輩は早く現場を去るべきなんでしょう。 そんなの「不易流行」でもなんで…

人を育てる

人を育てる。 ひとりひとり違う個性を花開かせる。 小さな欲望にすがる人間はそれで終わり。人生を夢に向かって生きることが人を人生を豊かにするんだ。もともと答えなんかないんだ。 正解を解説する教師はいらないんだ。答えを押しつける教師なんか最悪だ。…

12月の保護者懇談会では何を伝えますか

保護者懇談会が迫ってきました まもなく保護者懇談会ですね。 時間にすれば15~20分の短い時間です。たわいもない話をしていれば、すぐにタイムオーバーです。 面と向かって保護者と話すのは、問題行動があったり、差し迫った進路選択のための情報提供のみと…

いばっちゃいけない なめられちゃいけない

自分の見栄をどのくらいコントロールできているだろうか? 少なくとも、見栄にまみれた人は絶対に人から好かれることはない。 人に嫌われる人の特徴は、 「人に与えず、もらうばかりの人」 「人を傷つけるようなことを平気でいう人」 「人の話は聞かず、オレ…

見捨てるな見落とすな

愛想も良く、子どもながらに本当によくできた子だなぁ、と思わされる生徒はどこにでも必ずいます。 教師から見ると、非の打ち所がないというか、大人よりずっと立派だなぁと感心するばかりです。 一方、この子はいったいどうしたらいいのか。ここまでわがま…

なんで◯◯したの?

なんで◯◯したの?なんで◯◯しなかったの?◯◯してはダメ◯◯が問題それはムリそれはむずかしいどうせだってきちっときちんと 発達の特性を持つ生徒に使ってはいけないNGワード。 恥ずかしながら、わたしも言った後で「あっ、しまった!」と、気づくこともあるこ…

授業を公開するというのはやはり大変ですよね。でも・・・

授業は誰のためにあるのか? 子どものため、ですよね。 昨日、授業公開が終わりました。最近は自分自身の授業を公開するよりも研究主任として、他教科の授業公開の際のアドバイザー的な立場に回ることが多くなってきてしまいました。 今回は久々に自分の教科…

学級経営として合唱をがんばることの意味

「今年の最優秀賞は・・・・・・3年○組!」 「キャー!やったー!!」と、結果発表を聞くやいなや抱き合う生徒たち。 「あぁ・・・」と、落胆する生徒たち。 この歓喜と落胆といったらなんとも表現しがたい瞬間です。 中学校の文化祭で、合唱コンクールを行っている…

教育実習生のみなさんへ

「間違いや失敗をしたことのない者を信用してはならない。そのような者は、無難なこと、安全なこと、つまらないことにしか手をつけない。人は優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど新しいことを行うからである。」P・F・ドラッカー 教師こそま…

話せばわかるってホント?!

「なんであいつはこんなことがわからないんだ!」 目の前でプンプンと怒っている教師がいます。 勘違いしている人がけっこういるので言っておきたいのですが、「話せばわかる」というときの「わかる」は、自分の満足するような形で、相手に「わからせる」と…

保護者から「信頼を得たい」という心理

保護者から信頼を得たい! という気持ちが若い教師ほど強くあるようです。 「どうしたらいいですか?」と尋ねられることもよくあります。 さて、どう答えたものでしょう。 そもそも「信頼を得たい」という思いはどこからきているのでしょうか。 当然、自分よ…

「伝えること」とは「伝えないこと」を決めること

ああ、やってしまった。 わかりきっていることなのに。ついつい欲を出してしまった・・・。 中学3年生にとってこの時期はまさに試練のときです。高校入試を間近にひかえ、自分という人間が今まさに試される時期なのです。 着々と学力を身につけ、自信をつけ…

年賀状は過去の自分へのお年玉

明けましておめでとうございます。 先生お元気ですか? 最近、中学生だった頃がとても懐かしくなりました。 あの頃のことを思い出すとなんだかとてもうれしい気持ちになります。 明けましておめでとうございます。 ここ数年ちょっと忙しがっていて、早くて大…

定額だからといって適当にやっていたら尊敬なんて得られませんよ

年末はどうしてもお金の話になりますね。 わたしたちの給与は、 「どんなに頑張ったって給料はいっしょ」 「定時であがろうが、残業しようが給料はいっしょ」 つまり、定額です。 教員の給料は、公務員の中では高いと言われていますが、残念ながら賃金の話に…

生徒に志望変更を勧めなければいけないときには・・・

教師をしていて楽しいことの一つに教え子との再会があります。 直接、会うことはなくとも元気で活躍している様子がなんらかの形で伝わってきたりするのもうれしいものです。 先日、卒業生がわたしのところに報告に(遊びに?)きてくれました。その子は当時…

「そんなんじゃ世の中では通用しないぞ!」って誰のことを言ってるの?

「先生、バイバーイ!」 こういった光景を本当によく目にするようになりました。気にならない人はまるで気にならないのでしょうが、わたしのような者はどうしても気になってしまいます。(ひょっとして歳!?) 教師と生徒の距離間が近くなっている、という見…

デジタル・ネイティブたちの学びをどうするのか

デジタル・ネイティブという言葉自体を知らない人もいるのではないでしょうか。 生まれた時からICT機器に囲まれ、PCやケータイ、ネット型ゲームを普通に使いこなしている世代を指す言葉です。 (わたしにとっては)ちょっと昔一部の専門家いわばマニアの趣…

暗黙知に頼る教育実践からの脱出を

「はず」を前提にしているうちは、けっきょく独りよがりなんですよね。

あしたの学校に求められるもの

教育ICTを積極的に導入することで学びの改革を起こしている先駆者たちのお話を聞きました。 教育が大きく変わりつつあるなぁ、正直に感じています。 わたし自身、これまで誰よりも現場でPC、電子黒板の活用を進めてきたつもりですが、自分に足りなかったもの…

じつは小学5年生には自分の将来がすでに決まっています

宇宙教育の父の講演を聞きました 宇宙探査機「はやぶさ」が、小惑星イトカワから帰還。 世界初の快挙として日本中がわきました。 今でもあのときのことを思うと、じわっときますよね。 そんな初代のJAXA宇宙教育センター長、宇宙教育の礎を築いた、的川泰宣…

万能ナイフではなく刺身包丁になろう-いい先生の条件-

いい先生に教わりたい 「いい先生と出会いたい。いい先生に教わりたい」 春はそんな子どもたちや保護者の期待を一身に感じる季節ですね。 学校にはいろんな教師がいます。 いい先生っていったいどんな先生なのでしょう。 大切なことはプロフェッショナルであ…

成果を求めることの大切さ - 教師だって組織の一員 -

学校は組織である 意識している人は少ないと思いますが、教師は組織の一員です。子どもの前に立つということは、一個人として確立していなければならないと同時に、学校という組織の中でそれぞれの役割を果たさなければいけません。そうでなければ教育効果を…