今からココから子どもから

一教師の日常をこそっと語りたく・・・

子どもと評価

その子に“やる気スイッチ”はありません

「この子いくら言っても勉強しないんです。先生、どうしたらいいんでしょう?」 「この子の“やる気スイッチ”はどこにあるんでしょう?先生おしていだけませんか?」 母親たちからよく言われる言葉です。 はっきり言いましょう。 その子に“やる気スイッチ”は…

生活が試合に出る

「生活が試合に出る」と多くの人が語る。その通りだと思う。目の前の勝ち負けだけの為に特別なことをやっても、それは日常の濃さにはかなわない。目先の手練手管は、彼らの未来にマイナスだ。結果を求めず積み重ねる人の24時間の努力の継続。それが、真っ当…

リスクのないものから学ぶものはない

「なにやってんだー!!」 子どものプレーにベンチから大きな声が飛ぶ。 判断なくプレーをしているように見えても、選手は選手なりに今の状況を判断してプレーを選択している。たしかに技術面の未熟さは否めないが、それにしてもピッチの外にいる者がすでに…

上村くんの事件をうけて少年法の厳罰化を求める声がまたあがっているが・・・

一つの命が生まれる確率は、1億円の宝くじが100万回連続して当たることに匹敵する。 こんなことをいくら言ってみたところで、命の大切さは自覚できるものではない。 命に触れる、命を育む、命をいただく、そして命をつなぐ。 この過程の中に身を置いてい…

あなたは何のために働くのか

人に問うことはできても、逆に問われたらなかなかうまく答えられないことがある。 あなたは何のために働くのか? 「働く」の語源は「傍楽」なのだそうだ。 「傍(はた)が楽(らく)になる」 つまり「はたらく」というのは人のために行うこと。もっと言うな…

人物デザイン。

柘植伊佐夫さん(略歴はココを)のお話を聞いた。 第一線で活躍されている方の話というのは文句なく面白い! ましてや自分にとって、ちょっと身近に感じている方なのでなおのことです。 クリエイティブの世界に生きる方というのは、いったいどんなキャリアを…

シカ 食べ行こう!

「鹿」を食べました! 狩猟によって捕獲され、加工処理された鹿肉です。あまりにうまいので自分の中で今ちょっとしたブームになっています。 どこでも食べられるわけではないですが、出かけていっては、創意工夫あふれるおいしいジビエ料理に毎回感動してい…

タブレット導入で教師の仕事は楽になる?!

iPad導入で学校が変わる?! そろそろタブレットの話をしようと思います。 iPadの導入が始まっている公立学校が出てきています。私の勤めている中学校にも、この夏に20台ほど配当されました。 iPad発売からまだ数年ですが、教育現場での導入による成果はめ…

教師の仕事は決してなくなりはしない

現場の教師は、“熱”をそのまま子どもに伝えられることが大事です。 熱量を子どもに直接届けられる人にとっては、知識そのものの量はさほど重要ではないのかもしれません。たとえ知識が豊富にあっても、子どもに伝えられなければ意味がないからです。 いくら…

変わらないものばかり求めると古くなってしまう

変わらないものばかり求めると古くなってしまう。 変わっていくものを取り入れながら変わらないものも大切にしていく。 自分が変われないことの言い訳に、「不易流行」を持ち出すような輩は早く現場を去るべきなんでしょう。 そんなの「不易流行」でもなんで…

甘ったれちゃぁおしまいよ

人は裸で生まれた瞬間だけ平等だ。が、そこから裕福な家に生まれた、生まれが極貧、足が速い、遅い頭の回転が速い、身長が高い、親、生まれた土地、育った場所、様々な環境、遺伝につきまとわれるんだ。みんな違うんだ。いいところも悪いところそれぞれ違っ…

人を育てる

人を育てる。 ひとりひとり違う個性を花開かせる。 小さな欲望にすがる人間はそれで終わり。人生を夢に向かって生きることが人を人生を豊かにするんだ。もともと答えなんかないんだ。 正解を解説する教師はいらないんだ。答えを押しつける教師なんか最悪だ。…

むかしむかし、とても徳の高い高僧と国を統べる皇帝がおりました

むかしむかし、とても徳の高い高僧と国を統べる皇帝がおりました。 年の瀬の事です、皇帝があわてて和尚の下を訪ねました。 皇帝:「先生!俺は、俺は来年どうしたらいいんだ!」 僧は慌てる皇帝を部屋へ招きいれゆっくりとお茶をたて始めたのです。 皇帝:…

自分の顔には責任がある

リンカーンの有名なことばの一つに、 “40歳過ぎたら男は自分の顔に責任がある” (Every man over forty is responsible for his face) というのがあります。 その発言が出たのは以下のような場面です。 (訳)米国大統領であったとき、ある人を内閣に入れ…

12月の保護者懇談会では何を伝えますか

保護者懇談会が迫ってきました まもなく保護者懇談会ですね。 時間にすれば15~20分の短い時間です。たわいもない話をしていれば、すぐにタイムオーバーです。 面と向かって保護者と話すのは、問題行動があったり、差し迫った進路選択のための情報提供のみと…

いばっちゃいけない なめられちゃいけない

自分の見栄をどのくらいコントロールできているだろうか? 少なくとも、見栄にまみれた人は絶対に人から好かれることはない。 人に嫌われる人の特徴は、 「人に与えず、もらうばかりの人」 「人を傷つけるようなことを平気でいう人」 「人の話は聞かず、オレ…

国語が苦手というよりむしろテストで正答にならないということの方が問題なのです

中学校はそろそろ期末テストですね。国語が苦手な子どもはたくさんいることでしょう。苦手という子の多くはテストで点がとれないことを理由に苦手といっているだけですが、本人たちにとって、それはそれで死活問題ですので、それにはどのようにすればいいの…

今年の師走はタスク管理でガッチリ!

今年も終わりが見えてきました。昨年、「師走の話」をしていたのがつい昨日のようです。 そろそろタスク管理の話をしようかと思います。 この春よりTaskChute2を本格的に使い始めたことを書きました。 (それ何?という方は、コチラをどうぞ) ほぼ8ヶ月。…

見捨てるな見落とすな

愛想も良く、子どもながらに本当によくできた子だなぁ、と思わされる生徒はどこにでも必ずいます。 教師から見ると、非の打ち所がないというか、大人よりずっと立派だなぁと感心するばかりです。 一方、この子はいったいどうしたらいいのか。ここまでわがま…

なんで◯◯したの?

なんで◯◯したの?なんで◯◯しなかったの?◯◯してはダメ◯◯が問題それはムリそれはむずかしいどうせだってきちっときちんと 発達の特性を持つ生徒に使ってはいけないNGワード。 恥ずかしながら、わたしも言った後で「あっ、しまった!」と、気づくこともあるこ…

負けるが勝ち

結果はしょうがない。負けないチームはない。むしろ負け続けが人生だ。ここからもっとたくさんの挫折をキミたちは味わう。勝って浮かれる、負けて嘆き悲しむ人には幸運は微笑まない。真の勇者・勝者は勝っても負けてもそこから学ぶ。だから、キミはいつも、…

「ゆとり」が悪いわけではありません

「ゆとり世代 ばかにしないで」 先日、学校の先生に「こんなのも分からないのか」と怒鳴られた。それは、私たち、ゆとり世代が習ってこなかったものだった。 ゆとり世代は、なりたくてなったものではない。なのに、「こんなのも分からないのか」とばかにする…

「なんで学校に行かなくちゃいけないの?」と突然言われたら

「なんで学校に行かなくちゃいけないの?」 毎日普通に通っていた子どもに、ある日突然こう尋ねられたら,学校に行かなければならない理由をみなさんならどのように説明しますか? はたして「学校に行く」ということにはどのような意味があるのでしょう。 問…

生徒に志望変更を勧めなければいけないときには・・・

教師をしていて楽しいことの一つに教え子との再会があります。 直接、会うことはなくとも元気で活躍している様子がなんらかの形で伝わってきたりするのもうれしいものです。 先日、卒業生がわたしのところに報告に(遊びに?)きてくれました。その子は当時…

思考の放棄は「ビミョー」から始まります

俺の前で「ビミョー」っていうな!ほんとにもう(>_<)

100点から始めるより0点から始めましょうよ

子どもの見方を減点主義から加点主義へ (カキーン! おっ、エラー。あっ、後逸した・・・) 「なにやってんだー!」 「本気でやってるのかっ!!」 グランドのとなりで、大きな声で指導者の檄が飛びます。大会を間近に控え、指導にも熱が入っています。しか…

「先生、それは成績に関係あるんですか?」

授業の途中、ちょっとしたことがきっかけで話が本題からそれる。 子どもたちに乗せられて、ついつい脱線してしまうのはまぁよくあること・・・。 反応がいいので、こちらも調子に乗って話し続けていると、突然の一言。 「先生、それは成績に関係あるんですか…

悪いのは子どもだけ?

できないことをできないと言うだけでは何も変わりません 「~ができない」 「~の力がない」 と生徒について語る教師ほど気をつけなければいけないことがあります。 なぜなら、その原因の多くが教師側にあるからです。 子どもにこんな力がないから、現状がこ…

行事を行う理由を子どもにつけたいチカラから考えましょう

長い2学期は行事がたくさん! 2学期が始まって真っ先に思うのは、やはり「この学期は長いっ!」ということ。 夏休みが終わり、久々に子どもたちの顔を見てホッとするのと同時に、これから始まる長~い2学期にちょっと気持ちが重いのも事実です。 早くペー…

通知表を教師の一方的な通知で終わらせていませんか

通知表を受けとったときの生徒の表情は 自分の名前が呼ばれ、担任から通知表を受けとる。期待半分、不安半分、そぉっと中身をのぞき込む。 「ヤッター!」「えっー?!」 「・・・・・・」 生徒の反応も様々です。通常、年に3回あるこの機会は、生徒にとっ…