今からココから子どもから

一教師の日常をこそっと語りたく・・・

「片付けなさい」と言われ続けると「あとでやるから」に変換される

「片付けなさい」

「あとでやるから」

 

そう言っては、子どもはすぐに後回し。

 

困りますよね。ホント。

とくに、モノを片付けないのは。

 

イラッとしてつい、キィーってなりますよね。

きっと今日も、今この瞬間にも世のお母さんたちがどこかで怒っています。

 

なんでこんなに片付けられないんでしょうね。

子どもだからですかね。

 

わたし、ある法則を見つけました。

 

「片付けなさい」と繰り返し言われている子ほど片付けをしないということです。

 

つまり、

 

 「やりなさい」 × 回数  → できるようになる 

 

の化学式は成り立たないということです。

 

「気持ち悪い」がモチベーション

じゃあ、きちんと自分の身辺整理ができている子ってどんな子なんでしょうね。

インタビューしてみました。

 

 T:「君、いつも身のまわりがきちんとしてて、すごいね」

 S:「えっ、だって、きちんとしてないと気持ち悪いもん」

 

どうやら、身辺整理がきちんとできている子というのは、自分の周りがちゃんとしていないと「気持ち悪い」という感覚をもっているようです。

 

「気持ち悪い」という感覚は、誰もがもっているものだと思いますが、それを片付けという行為にまでするには、何かもう一工夫いるようです。ただ、そのことがモチベーションになることは事実です。

 

しかし、なんとかしてそういう気持ちを育てて、子どもが自分自身のことは自分でやれるようにしていきたいのは親の心情としては当然です。

 

「気持ちが悪い」という感じをどうもたせるか、というのがどうやらヒントになりそうです。

 

なんでもそうですが、親が「気持ち悪い」だけで、当の本人が「気持ち悪い」と思っていないようでは状況が変わるわけないですよね。