今からココから子どもから

一教師の日常をこそっと語りたく・・・

2013-01-01から1年間の記事一覧

鉛筆は正しい持ち方で書くことが大事なのだ!

正しい鉛筆の持ち方を知っていますか? 最近、こんな持ち方をしている子がとても多いのです。 原因は二つあります。 ①きちんと持ち方の指導をしないこと ②指の力がないこと もう一つありました。 ③鉛筆を使わないこと ①は教師と保護者の問題 ②は子どもの問題…

定額だからといって適当にやっていたら尊敬なんて得られませんよ

年末はどうしてもお金の話になりますね。 わたしたちの給与は、 「どんなに頑張ったって給料はいっしょ」 「定時であがろうが、残業しようが給料はいっしょ」 つまり、定額です。 教員の給料は、公務員の中では高いと言われていますが、残念ながら賃金の話に…

生徒に志望変更を勧めなければいけないときには・・・

教師をしていて楽しいことの一つに教え子との再会があります。 直接、会うことはなくとも元気で活躍している様子がなんらかの形で伝わってきたりするのもうれしいものです。 先日、卒業生がわたしのところに報告に(遊びに?)きてくれました。その子は当時…

「そんなんじゃ世の中では通用しないぞ!」って誰のことを言ってるの?

「先生、バイバーイ!」 こういった光景を本当によく目にするようになりました。気にならない人はまるで気にならないのでしょうが、わたしのような者はどうしても気になってしまいます。(ひょっとして歳!?) 教師と生徒の距離間が近くなっている、という見…

本当に師走にならないようするためにすることはタスク管理

あっ、先生!廊下走ってる!! “師走”とはよく言ったもので、ホントに走っています。 期末テストを終え、成績をつけたり、保護者懇談会の準備をしたり、授業の進度を調整したり・・・、と年末に向けて猛ダッシュです。 当然、〆日が決まっているので、果たし…

授業が反転するとどうなるの?

ICT技術の進展は教育スタイルの変革をどこまで可能にするのか そのひとつの試みが「反転授業(Flipped Classroom)」です。大学から始まり、数年前からアメリカの小中学校で試みが増えており、日本においても「反転授業」というキーワードが徐々に広がりつつ…

思考の放棄は「ビミョー」から始まります

俺の前で「ビミョー」っていうな!ほんとにもう(>_<)

東京オリンピックに出場する選手はあなたの目の前にもいる

ロゲ会長がガサガサと封筒から取り出したカードを裏返し一言、 「トウキョー」 招致のための最終プレゼンを終えた代表団の歓喜の姿が映し出される。 この場面をすでに何度見たことでしょう。 「東京オリンピック2020」 あなたは7年後何をしているでしょ…

デジタル・ネイティブたちの学びをどうするのか

デジタル・ネイティブという言葉自体を知らない人もいるのではないでしょうか。 生まれた時からICT機器に囲まれ、PCやケータイ、ネット型ゲームを普通に使いこなしている世代を指す言葉です。 (わたしにとっては)ちょっと昔一部の専門家いわばマニアの趣…

部活動では何を大切にすべきかを考えてみた

部活動は何のためにやるんでしょうね。わたしは「若いうちの苦労は金を払ってでもしろ!」という言葉を信じたいです。

暗黙知に頼る教育実践からの脱出を

「はず」を前提にしているうちは、けっきょく独りよがりなんですよね。

あしたの学校に求められるもの

教育ICTを積極的に導入することで学びの改革を起こしている先駆者たちのお話を聞きました。 教育が大きく変わりつつあるなぁ、正直に感じています。 わたし自身、これまで誰よりも現場でPC、電子黒板の活用を進めてきたつもりですが、自分に足りなかったもの…

子どもの笑顔のためなら頑張れるのが教師です

若い男性教師が、体育の授業で子どもたちにヒップホップを教えようとするも まるでダメで、子どもたちをがっかりさせてしまう。 そこで教師は一念発起し、nexus7で検索を重ね、自宅を含め様々な場所でダンスを練習し、自分自身のチカラで着々とスキルアップ…

100点から始めるより0点から始めましょうよ

子どもの見方を減点主義から加点主義へ (カキーン! おっ、エラー。あっ、後逸した・・・) 「なにやってんだー!」 「本気でやってるのかっ!!」 グランドのとなりで、大きな声で指導者の檄が飛びます。大会を間近に控え、指導にも熱が入っています。しか…

学校生活の一番の楽しみは給食ですよね?

今日の給食は何かな 中学生に 「一日の学校生活で楽しみなことは何?」 と尋ねると、 「給食!」 と、力強く答えるのが普通だった時代がなつかしい。 最近は4時間目の授業が終わる度に、あえて生徒に 「今日の給食、何?」 と尋ねてみる。すると 「知らない…

「先生、それは成績に関係あるんですか?」

授業の途中、ちょっとしたことがきっかけで話が本題からそれる。 子どもたちに乗せられて、ついつい脱線してしまうのはまぁよくあること・・・。 反応がいいので、こちらも調子に乗って話し続けていると、突然の一言。 「先生、それは成績に関係あるんですか…

悪いのは子どもだけ?

できないことをできないと言うだけでは何も変わりません 「~ができない」 「~の力がない」 と生徒について語る教師ほど気をつけなければいけないことがあります。 なぜなら、その原因の多くが教師側にあるからです。 子どもにこんな力がないから、現状がこ…

PDCAサイクルを導入して学校で改善したいものは何なのか

PDCAサイクルを導入すればうまくいくっ?! 「PDCAサイクルを導入しなさい!」 「学校自己評価を行い改善をはかりなさい!」 と言われて久しい教育現場ですが、イマイチ浸透していないというのが実感です。(なんていうと何処からお叱りをうけそうですが…

行事を行う理由を子どもにつけたいチカラから考えましょう

長い2学期は行事がたくさん! 2学期が始まって真っ先に思うのは、やはり「この学期は長いっ!」ということ。 夏休みが終わり、久々に子どもたちの顔を見てホッとするのと同時に、これから始まる長~い2学期にちょっと気持ちが重いのも事実です。 早くペー…

多忙化が進んだといっても考え方次第でその忙しさは変わるかもしれません

教育現場への期待は高まる一方で、教員の多忙化は深刻です ボス:「月末に非違行為防止の研修会が入ってくるから、この調査頼むね!」 ひら:「・・・はい、わかりました(ホンネ:それ、今やるんですかっ?!)」 学力向上、食育、情報教育、キャリア教育、環境…

授業改善を目指すなら評価の記録をきちんと残しましょう

免許更新講習で授業が改善されるのか 先の自民党政権の折に成立した教員免許更新制度。 10年ごとに自費負担で必修および選択科目を履修すること。履修しないと免許を失効するぞ、というのです。 そもそも教員免許取得後に、制度を変更するなんてありえない…

教師が夏休みの間にすべきことは

授業が無い夏休みだからこそできること (子どもたちは)夏休みです。 お盆を除いて、基本は勤務日だと思いますが、授業がないということで、少しゆったりとした気持ちになれるものです。 仕事や時間に追われて働く多忙な日常より、少しのんびり時間をかけて…

通知表を教師の一方的な通知で終わらせていませんか

通知表を受けとったときの生徒の表情は 自分の名前が呼ばれ、担任から通知表を受けとる。期待半分、不安半分、そぉっと中身をのぞき込む。 「ヤッター!」「えっー?!」 「・・・・・・」 生徒の反応も様々です。通常、年に3回あるこの機会は、生徒にとっ…

教師のエネルギーの源は子どもの「学びたい」という思いなんです

大人は「勉強しろ」とは言うけれど 「どうせやったって、俺できねぇし・・・」 3年生になって学習内容が難しくなってきたことで、なかなか授業に前向きになれないH君は、そう言って学習をやめてしまいました。 こうして日々、中学生と接し、生活していると…

教師がおもしろがってやれば、子どもは容易にハードルを越えていきます

「難しいからやらない」というわけでもないのです 教師がおもしろくないと思っていることを子どもがおもしろがってやるということはまずありません。 学習内容に対して教師自身が興味を持てない状態で授業にのぞんだ場合は、特にその傾向が強くなります。 逆…

「ライブ感」のない授業は子どもにとっては退屈なのです!

授業における教師のいちばん仕事は知識の伝達?! 自信をもって教壇に立つことができなくなってきている教師が増えています。わたしの周りでは若い教師の中にその傾向を強く感じます。 深夜まで職員室で、翌日の授業の準備を一生懸命している彼らを見ている…

【続】そもそも「楽しく、わかりやすい」授業の前提が教師と生徒とでは違っているのです

チョーク1本では授業は進められない (前回の続きです。) 「楽しくて、わかりやすい」授業といっても、正解があるわけではありません。 もっと言えば「楽しくて、わかりやすい」とは、人によってとらえが違うものであり、一概にこうだとはいえないものです…

そもそも「楽しく、わかりやすい」授業の前提が教師と生徒とでは違っているのです

合わなくなってしまった教師と生徒 この春、卒業した生徒たちの様子を見に高校へ授業参観に出かけました。 ところが、 授業開始15分後・・・ 「せんせー、よくわかんないっ!」 「なんでこんなこと勉強するの?!」 生徒のつぶやきが聞こえてきます。 「はい…

本番で「普段通りやればいい」というのは無理だと思うのです

いったい「普段通り」とは、どういう意味なのか 「普段通りにやればいい」 本番を前にして、指導者やコーチがよく口にする言葉です。また、選手もそれにならって同様のことを口にすることがよくあります。 その言葉を聞く度に、わたしは、 それってホント? …

「外見」が急に変わって登校してきた生徒にどのような言葉をかけるか

おまえ、その格好どうしたんだ!? 個性を大切にする。 そんなの当たり前だと思っている方がほとんどですよね。 でも、 「個性」って何? そう尋ねられてきちんと答えを持っている人は少ないはずです。 わたしもそうです。 今、目の前に、制服のスカートを極…