今からココから子どもから

一教師の日常をこそっと語りたく・・・

2014-01-01から1年間の記事一覧

むかしむかし、とても徳の高い高僧と国を統べる皇帝がおりました

むかしむかし、とても徳の高い高僧と国を統べる皇帝がおりました。 年の瀬の事です、皇帝があわてて和尚の下を訪ねました。 皇帝:「先生!俺は、俺は来年どうしたらいいんだ!」 僧は慌てる皇帝を部屋へ招きいれゆっくりとお茶をたて始めたのです。 皇帝:…

自分の顔には責任がある

リンカーンの有名なことばの一つに、 “40歳過ぎたら男は自分の顔に責任がある” (Every man over forty is responsible for his face) というのがあります。 その発言が出たのは以下のような場面です。 (訳)米国大統領であったとき、ある人を内閣に入れ…

12月の保護者懇談会では何を伝えますか

保護者懇談会が迫ってきました まもなく保護者懇談会ですね。 時間にすれば15~20分の短い時間です。たわいもない話をしていれば、すぐにタイムオーバーです。 面と向かって保護者と話すのは、問題行動があったり、差し迫った進路選択のための情報提供のみと…

いばっちゃいけない なめられちゃいけない

自分の見栄をどのくらいコントロールできているだろうか? 少なくとも、見栄にまみれた人は絶対に人から好かれることはない。 人に嫌われる人の特徴は、 「人に与えず、もらうばかりの人」 「人を傷つけるようなことを平気でいう人」 「人の話は聞かず、オレ…

国語が苦手というよりむしろテストで正答にならないということの方が問題なのです

中学校はそろそろ期末テストですね。国語が苦手な子どもはたくさんいることでしょう。苦手という子の多くはテストで点がとれないことを理由に苦手といっているだけですが、本人たちにとって、それはそれで死活問題ですので、それにはどのようにすればいいの…

今年の師走はタスク管理でガッチリ!

今年も終わりが見えてきました。昨年、「師走の話」をしていたのがつい昨日のようです。 そろそろタスク管理の話をしようかと思います。 この春よりTaskChute2を本格的に使い始めたことを書きました。 (それ何?という方は、コチラをどうぞ) ほぼ8ヶ月。…

見捨てるな見落とすな

愛想も良く、子どもながらに本当によくできた子だなぁ、と思わされる生徒はどこにでも必ずいます。 教師から見ると、非の打ち所がないというか、大人よりずっと立派だなぁと感心するばかりです。 一方、この子はいったいどうしたらいいのか。ここまでわがま…

なんで◯◯したの?

なんで◯◯したの?なんで◯◯しなかったの?◯◯してはダメ◯◯が問題それはムリそれはむずかしいどうせだってきちっときちんと 発達の特性を持つ生徒に使ってはいけないNGワード。 恥ずかしながら、わたしも言った後で「あっ、しまった!」と、気づくこともあるこ…

負けるが勝ち

結果はしょうがない。負けないチームはない。むしろ負け続けが人生だ。ここからもっとたくさんの挫折をキミたちは味わう。勝って浮かれる、負けて嘆き悲しむ人には幸運は微笑まない。真の勇者・勝者は勝っても負けてもそこから学ぶ。だから、キミはいつも、…

松岡修造という人はやはりただ者ではない

某TVでやってる松岡修造のテニス合宿。 昨日見ました。 TV番組というものは自分たちにとって都合のいいところのみ、つまり視聴率稼ぎのために事実をゆがめて伝えることがあるメディアだ、ということを差し引いて見ても、松岡修造という人間、そのコーチング…

授業を公開するというのはやはり大変ですよね。でも・・・

授業は誰のためにあるのか? 子どものため、ですよね。 昨日、授業公開が終わりました。最近は自分自身の授業を公開するよりも研究主任として、他教科の授業公開の際のアドバイザー的な立場に回ることが多くなってきてしまいました。 今回は久々に自分の教科…

学級経営として合唱をがんばることの意味

「今年の最優秀賞は・・・・・・3年○組!」 「キャー!やったー!!」と、結果発表を聞くやいなや抱き合う生徒たち。 「あぁ・・・」と、落胆する生徒たち。 この歓喜と落胆といったらなんとも表現しがたい瞬間です。 中学校の文化祭で、合唱コンクールを行っている…

子どもに「あいさつしなさい」と言う前に

目指すのは「厚み」のある人になること そのことなしにただ「あいさつしなさい」と言えば、 「心にもないこと言え」ということになる。「利害のかかわる場面ではいいこと言っとけ。関係の薄い奴にはシカトしとけばいいんだ」となってないですか。 親は子ども…

教育実習生のみなさんへ

「間違いや失敗をしたことのない者を信用してはならない。そのような者は、無難なこと、安全なこと、つまらないことにしか手をつけない。人は優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど新しいことを行うからである。」P・F・ドラッカー 教師こそま…

教育をマスコミが煽るとロクなことがない!

全国学力・学習状況調査(「全国学調」)の結果が先日公表されました。 いつの間にか毎年行うことになってしまったこの調査によって、現場は正直困ったことになっています。 NHKだけでなく民放までこぞって都道府県別の順位についてコメントやインタビュー記…

君の心の中にあるコップの話

真夏のグランド。たしかに暑い。しかしそれだけが原因ではない・・・・・・。 練習になかなか身の入らない選手を見て、井田勝通氏の「心のコップ」の話を思い出す。 人は2種類。 「心のコップが上を向いているか、下を向いているか」ということ。 心にはコップが…

カーナビが「うるさいなぁ」と感じるとき

「そんなことわかってるから、ちょっと黙ってろっ!」 と車内で独り言にしては大きな声で言っている自分がいます。 見知らぬ土地に出かけるときには、とっても頼りになるカーナビですが、土地勘があるようなところで、わざわざ違う道を選択するように案内す…

夏休みに必要なのは自主研修なんです

夏休みに入りました。 救命法講習、普通学級における特別支援のあり方、ICT研修・・・。 ここぞとばかりに○○研修が連日のように入っています。 研修の大切さは否定しません。 学校の常識の中で生活している教師にとって、 研修は、自身の見方考え方に刺激を…

「時間がない」病から脱却し、一生使える技術を身につける

TaskChute 4ヶ月たちました! もともと好奇心は人一倍強い方だと思います。 それ故にちょっと興味をもてばすぐに「やってみよう!」ということになります。 新しいことを始めること自体はとても楽しいことです。 しかし、いくら喜々として取り組んでいても…

たとえ負け惜しみだと言われても次につなげなくっちゃネ!

中体連が終わりました。悔しいですが、県大会には届きませんでした。敗退です。 「内容では勝っていた」 「あの判定が無ければ負けなかった」 「PKで決めるなんて本当の勝負じゃない」 「あんなサッカーで勝っても意味はない」 なんていう人がいます。 そ…

痛むところに原因があるとは限らない!

長年「習慣」として継続してきたことが、突如出来なくなってしまった経験をもっている方もいるのではないでしょうか。 10年間継続してきたことが突如できなくなる!? 「継続してきた習慣」というのは、そのためにかなりのエネルギーや時間を費やしてきた…

中体連を目前にして思うこと

おしいなぁ、ホント。 他のチームと比べても劣っているわけじゃないのに・・・。 自分たちの可能性を信じられるかどうか、すべてはそこにある気がしています。 中体連が始まりました。最後まで負けなかったチームだけが日本一になります。 どのチームにも課…

カレーを箸で食べたことがありますか?!

久々に給食ネタです。 先日、給食でカレーが出たのです。そうです。カレーです。 10時頃からいいニオイが校舎内に漂っていて、ウキウキです。 お昼の放送でも「大量のタマネギを朝からじっくり炒め、何種類ものスパイスを混ぜ合わせ・・・」と、栄養士さん…

話せばわかるってホント?!

「なんであいつはこんなことがわからないんだ!」 目の前でプンプンと怒っている教師がいます。 勘違いしている人がけっこういるので言っておきたいのですが、「話せばわかる」というときの「わかる」は、自分の満足するような形で、相手に「わからせる」と…

「ゆとり」が悪いわけではありません

「ゆとり世代 ばかにしないで」 先日、学校の先生に「こんなのも分からないのか」と怒鳴られた。それは、私たち、ゆとり世代が習ってこなかったものだった。 ゆとり世代は、なりたくてなったものではない。なのに、「こんなのも分からないのか」とばかにする…

保護者から「信頼を得たい」という心理

保護者から信頼を得たい! という気持ちが若い教師ほど強くあるようです。 「どうしたらいいですか?」と尋ねられることもよくあります。 さて、どう答えたものでしょう。 そもそも「信頼を得たい」という思いはどこからきているのでしょうか。 当然、自分よ…

「とりあえず片づくこと」ばかり片づけているうちに、時間がなくなる!

「繰り返しやっている仕事がやりやすい」ということは、裏を返せば「初めてやる仕事や、たまにしかやらない仕事は、時間もかかるし、達成できるかどうかの見通しもつきにくいので、取り組みにくい」ということです。 *1 今すぐ取り組めば、余裕をもってでき…

「目的」と「ゴール」をハッキリさせてから取り組んでいますか?

こんなことを言ってはなんですが、「時間が無限にあるとでも思ってるのか!」と感じてしまうことがここのところよくあります。 学校を変わった今だからこそ特にそう感じるのかもしれません。 「無理が通れば道理が引っ込む」ではないですが、次から次へとよ…

1時間以上かかるという仕事の感覚はそうとうあてにならない!

生徒数が減ると仕事は増える! 所変われば・・・、新年度は大変です いやー、ホント忙しい! わたしは、この4月に異動で新しい中学校に赴任しました。生徒数でいうと800人以上いた学校から400人ほどの学校への異動です。まさに半分です。 多くの方はこう…

自分ダイエットを始めます!

新しい学校に赴任します。わたしにとっては6校目の学校です。 職場が変わるということに対して若い頃ほどの緊張感はありませんが、やはりそれなりに期待や覚悟はあるものです。 教師としての経歴も20年を優に超え、現場で自分のテリトリーだけを頑張ってい…