今からココから子どもから

一教師の日常をこそっと語りたく・・・

子どもと評価

「外見」が急に変わって登校してきた生徒にどのような言葉をかけるか

おまえ、その格好どうしたんだ!? 個性を大切にする。 そんなの当たり前だと思っている方がほとんどですよね。 でも、 「個性」って何? そう尋ねられてきちんと答えを持っている人は少ないはずです。 わたしもそうです。 今、目の前に、制服のスカートを極…

「昨日のお礼」ができるようになれば一人前

S:「先生、昨日はありがとうございましたっ!」 後ろから突然、生徒に声をかけられてこちらはビックリ。 T:「どうした?!いったい。」 S:「いえ、先生も忙しいのに話を聞いていただいてありがとうございました。おかげで気持がスッキリしました。」 彼…

数値化された「学力」には表れない成果が、体験学習には表れる

学力検査の数値の面ではトホホです。でも・・・ 中1の生徒たちと高原に宿泊体験学習に行ってきました。 入学して一月ちょっとしか経っていない生徒たちが、日常を離れ、共同生活や体験学習をすることを通して、クラスや学年の交流を深め、これからの学校生活を…

面と向かってストレートに伝えなければ、子どもの心には響かない

話を聞くときは、ちゃんと相手の目をみなさい この子は何がしたいのかなぁ、とか、どうしてこんなにヤル気が見えないんだろうなぁ、と感じる子どもがたくさんいます。 こちらからのかかわりに対するリアクションが乏しく、何を考えているのかよくわからない…

「やればできる」と100回言っても子どもはできるようにはなりません

「やればできる」のか 「キミはやればできるのにもったいないなぁ」 ものごとをなかなか行動に移せない子どもに対して、励ます気持ちを込めて、我々、教師がよく口にする言葉です。 とくに学習面でつまづきがある子どもにはついつい言ってしまうものです。 …

何度言っても子どもが変わらないと感じるときは、「第3の方法」で接してみましょう

こんなに言っているのにどうしてできるようにならないの? 親をいちばん悩ませるのは、何度言っても子でもが変わらないと感じるとき。 みなさんはどうしてますか?3択です。 (1) あきらめずに繰り返し言う (2) あきらめてもう言わない (3) 他の方…

「片付けなさい」と言われ続けると「あとでやるから」に変換される

「片付けなさい」 「あとでやるから」 そう言っては、子どもはすぐに後回し。 困りますよね。ホント。 とくに、モノを片付けないのは。 イラッとしてつい、キィーってなりますよね。 きっと今日も、今この瞬間にも世のお母さんたちがどこかで怒っています。 …

子どものやる気とモチベーション

T1:「今日の授業は楽しかったなぁ。子どもたちも集中してたし・・・」 T2:「やっぱり子どものモチベーションが高いと違うよね!」 モチベーション? モチベーションとは、意欲の源(みなもと)になる「動機」のことです。 「やる気」のことであれば「やる気…

むしろ過保護の方がいいんです

結論から言います。過保護でいいんです。 過保護が子どもをダメにする。 本当でしょうか? 衣食住を満たしてやることが保護者のつとめです。それらをすることがつまり保護です。 これが過剰になるというのはどういうことでしょう。 余分にモノを与えるという…

がんばって損しちゃったよ

見返りがなければ自分の努力は無駄になる? S:「ちぇっ、がんばって損した。」 T:「損した?」 S:「だって、こんなに頑張ったのに何ももらえないなんて意味ないじゃん。」 T:「えっ、自分のために頑張ったんだろ、君は。」 今度のテストで○○点取ったら、…

いいえ、それは反抗期ではありません

「先生、この子はわたしがいくらやりなさいって言ってもぜんぜん言うことを聞かないんです。反抗期でしょうか?」 個人差はあるとは思いますが、誰もが一度くらいは経験(?)するはずの「反抗期」。なのに親になると、とたんに子どもの心理がわからなくなっ…

うちの子、ぜんぜん勉強しないんです。先生どうしたらいいんでしょう?

「先生、うちの子はどうやったら勉強ができるようになるんでしょう?いくら言ってもぜんぜん勉強しないんです、この子は・・・」 この質問を、今までにいったい何回、いや何十回(何百?)されたことでしょう。 今日もまた一人のお母さんから同じことを尋ね…